【チーム紹介】目指すはグランツーリスモ界最強チーム！？ 今季から昇格した#52 KANTOモータースクール SCARZ

#52 KANTOモータースクール SCARZのロゴ

トップリーグに参戦する全チームに、今シーズンの体制や意気込みについてアンケートをおこなった。
「チーム紹介」シリーズとして、各チームの回答結果を順に紹介していこう。

栄えある第1回目は、今シーズンからトップリーグに昇格した#52 KANTOモータースクール SCARZだ。
ラウンド1では初出場で初優勝を決め、前評判どおりの実力をみせた同チームの意気込みをたっぷりとお届けしよう。
回答してくれたのは、後藤 優介選手と今年からJEGT認定ドライバーになった佐々木 拓眞だ。

バーチャルな世界で繰り広げられるeモータースポーツだが、実際にプレイをするのは他のスポーツ同様に生身の人間。
チームや選手の考え方や人となりを知っていただき、ぜひ「推し」のチームをみつけてほしい。

※アンケートの回答順に紹介するため、ゼッケンナンバーや成績、順位とは無関係である点にご了承ください。
※アンケートの実施は開幕前のため、実際の状況と異なるケースもあります。

グランツーリスモ界のビッグネームで構成

#52 KANTOモータースクール SCARZのリバリー

所属選手は、グランツーリスモのみならずeモータースポーツ界で知らない人はいないビッグネームばかりが並ぶ。
昨年は企業対抗戦で圧倒的な速さをみせた#52 KANTOモータースクール SCARZは、昇格したトップリーグでも勝つイメージはできているようだ。

今年のチームについてのコメントを、チーム概要とともに紹介しよう。

チーム概要と所属選手

チーム名：KANTOモータースクール SCARZ
ゼッケン：52
エントラント名：株式会社XENOZ
URL：https://www.scarz.net/

チームコメント：
SCARZはesportsの日本最前線で活動するプロゲーミングチームです。
国内有数の大型チームとして数多くの部門を有し、国内・海外の大会で実績を残しています。
本物である意味を言葉に込め『KEEP IT REAL』というスローガンを掲げ、SCARZと関わる全ての人が本物で在り続けるために、正真正銘のプロフェッショナルとして活動し、夢を追い続けることができる道を共に創っていくことを目指しています。

宮園 拓真

FIA グランツーリスモ選手権 2020 マニュファクチャラーシリーズ ワールドチャンピオン
FIA グランツーリスモ選手権 2020 ネイションズカップ ワールドチャンピオン

鍋谷 奏輝

Porsche Esports Racing Japan 決勝大会出場
鹿児島国体 関東ブロック代表

後藤 優介

2023オリンピックesport series motorsport部門7位
2022年全国都道府県対抗e-sport選手権グランツーリスモ部門一般の部11位

佐々木 拓眞

2023マニュファクチャラーシリーズ　showdown チームポルシェ 優勝
全国都道府県対抗eスポーツ選手権栃木　2022 U18の部優勝

高橋 拓也

2019 スーパーフォーミュラ ヴァーチャルシリーズ 3位
2016 FIA グランツーリスモ チャンピオンシップ プレシーズンテスト ネイションズカップ 優勝

Q1.今シーズンのクルマと選定理由は？ 

使用車両：Porsche 911 RSR (991) ’17
使い慣れているのと、オールラウンドに強いという理由からポルシェを選びました。（佐々木 拓眞選手）

Q2.リバリーのポイントは？

デザイン担当の部署がこだわって作りました。実は、僕自身まだ全体像は見ていません。（後藤 優介選手）

Q3.今シーズンのチームの雰囲気は？

チーム戦形式でのレースを見据えて役割分担をきっちりと決め、シーズン通して個々に（役割を）全うしていただく戦略を考えております。（後藤 優介選手）

全員が、ガチで勝ちにきています。（佐々木 拓眞選手）

Q4.チームとして普段はどのように練習している？

（オンライン上で）ボイスチャットをつないで、談笑しながら走ってます（後藤 優介選手）

新規参戦ながら自信のみなぎる力強いコメント

JEGT2023シリーズ企業対抗戦で優勝した際の模様

くだけた言い回しながら、チームとしての自信を感じさせる今シーズンに向けてのコメントが印象的。
所属選手の実績を考えると、「グランツーリスモ界最強のチームを作る」という言葉にも現実味がある。
ファンの方へのメッセージも含めて、今シーズンへの想いをみていこう。

Q5.チームとしての戦い方や秘策は？

日本を代表する有力ドライバーに集まっていただいたので、それぞれパワーで押しきっていけると思います。（後藤 優介選手）

自分の強みを精一杯出し切れるような戦い方。秘策は、、、ないですが（笑）メンバーが強いので戦闘力はあると思います！（佐々木 拓眞選手）

Q6.ファンの方にぜひ注目してもらいたいチームのアピールポイントは？

グランツーリスモ界最強のチームを作ります。（後藤 優介選手）

メンバーが強力なので、各ドライバーの持ち味を活かしたレース運びにご注目ください！（佐々木 拓眞選手）

Q7.今シーズンの意気込みも含めて、ファンの方にメッセージをお願いします

それぞれが自分の仕事をきっちりこなせば、間違いなく勝てると思っています。応援のほどよろしくお願いします（後藤 優介選手）

皆さんいつもありがとうございます！やっと僕も年齢制限から解放されてトップリーグにレギュラーメンバーとして参加できます！KANTOモータースクール SCARZのTakuAnとして、チームを優勝へと導ける存在になりたいです。精一杯頑張りますので、応援のほど宜しくお願い致します m(_ _)m（佐々木 拓眞選手）

参戦初年度からシリーズチャンピオンを狙う

JEGT2023シリーズの企業対抗戦での#52 KANTOモータースクール SCARZ

#52 KANTOモータースクール SCARZは、JEGT2024シリーズ開幕戦でいきなりの勝利。
Rd.2は4位に甘んじるも、終了時点でのポイントランキングは2位につけており、ラウンドファイナルでシリーズチャンピオンを狙う。

コメントを通して「シリーズチャンピオン」や「優勝」といった言葉は出てこなかったものの、チームの実力に絶対的な自信をもっていたのだろう。
今年から昇格という、いわゆるルーキーイヤーではあるものの、チーム内部としてはシリーズチャンピオンを掲げているに違いない。

一方で、チーム戦というフォーマットのJEGTは、実力派の選手をそろえるだけでは勝てない難しさがある。
予選から決勝の各セッションへの選手起用、オフラインで戦う最終戦でのチームワークといった「総合力」という点も重要だ。
長年JEGTのトップリーグで戦ってきた各チームに対して、総合力でどこまで通用するかという点に注目したい。

Text： 渡邉　篤

#52 KANTOモータースクール SCARZが初優勝を飾ったJEGT2024年開幕戦トップリーグ

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