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ニュースグランツーリスモ7をさらに楽しむアイテムとして定番のハンコン(ハンドルコントローラー)。
JEGTファンのなかにも、ハンコンの導入を検討している方もいるだろう。
しかし、ハンコン以外にも、グランツーリスモ7の良さを引き出すアイテムはたくさんある。
そこで今回は、ハンコンだけでなく、グランツーリスモをより楽しく遊ぶための周辺アイテムも詳しく紹介しよう。
グランツーリスモ7をさらに楽しむための、定番の追加アイテムといえばハンコンだ。
高額なモデルのほうが相対的に性能も高いのだが、予算に応じて選べばどのハンコンでも十分楽しめる。
JEGTトップチームの使うハンコンや、周辺アイテムとともにハンコンについて解説しよう。
一般的にハンコンは高額なほど、実際のクルマに近いフィードバックが得られる。
しかし、実車に近いことが必ずしもグランツーリスモでの速さに結びつくわけではない。
ハンコンの最大のメリットは、細かいコントロールをより正確に行うことだからだ。
また、トルクの強いハンコンは、設置場所に強度が必要といった制約もある。
無理に高いハンコンを購入するのではなく、予算に応じたもので十分楽しめることを知っておいて欲しい。
JEGT2023シリーズトップリーグの上位3チーム(Rd.2終了段階)に、使用しているハンコンを聞いてみた。
使用している理由とともに紹介するので、ぜひハンコン選びの参考にして欲しい。
FANATEC DD Pro
Thrustmaster T-GT
世界大会など主要大会で使用されているハンドルコントローラーのため。
Logicool G923
本番で用意されるものと同じ機材使うことで、普段の練習からハンコンに慣れるようにしている。
FANATEC DD Pro
Thrustmaster T-GT
グランツーリスモの公式大会などでも使用されていることから、DD PROを使用。(宮園選手)
タイヤの滑っている感覚が分かりやすいため、T-GTを使用。(久万田選手)
実際にサーキット走行をする際は、レーシンググローブやシューズの着用はドライバーの安全を確保するために欠かせない。
身体的な危険のないグランツーリスモであれば一見必要のないアイテムにも思われるが、バーチャルでも意外な利点がある。
ハンコンでプレイしているとつい手に力が入り、長時間になると意外に手が痛くなるが、レーシンググローブがクッションの役割を果たすことで手の平や指にかかる負担が軽減される。
また、滑り止め効果によって、そもそも操作時に過剰に力を入れる必要がない。
シューズもグローブと同様に、身体の負担を軽減してくれるアイテムだ。
ハンコンではかかとを軸にアクセルやブレーキ操作を行うが、姿勢によってはかかとが痛くなる。
専用のレーシングシューズである必要はないが、かかとのある靴を履いておけばプレイが長時間にわたっても負担は感じないはずだ。
また、ハンコンによってはブレーキペダルが固い機種もあるため、靴を履いていたほうが正確なペダルコントロールができるだろう。
ハンコン以外にも、PSVR2などグランツーリスモ7をより楽しむためのアイテムはたくさんある。
決して必需品という訳ではないが、より楽しいドライブ体験を望む人は導入を検討してみてほしい。
グランツーリスモ7の楽しさを倍増させるアイテムを詳しく紹介しよう。
ハンコンを購入したのであれば、ぜひコックピットの導入も検討してほしい。
ハンコンとペダルをしっかり固定できるだけでも大きく印象は変わるうえ、運転姿勢が安定することでより精細なコントロールも可能になる。
JEGTで使用しているような本格的なコックピットとなると設置場所や金額の問題もあり、万人におすすめできるものではない。
しかし、最近では折りたたみ式の手軽な商品もあるため、設置環境や予算に合ったモデルが見つかるはずだ。
PSVR2は、グランツーリスモ7の体験を劇的に変えてくれるアイテムだ。
実車同様の視点でドライビングを体験だけでなく、ショールームでクルマを眺めるのも楽しい。
フェラーリやブガッティといった、なかなか現実世界では見る機会のないクルマもPSVR2ならゆっくりと眺められる。
金額的には安いアイテムではないが、大型モニターを購入すると思えばそれほど高いものでもない。
実際、体感サイズとしては200インチ以上の画面が目の前に広がる。
また、PlayStation®5専用のモニターが設置できない人にも、PSVR2はおすすめしたい。
グランツーリスモ7をプレイするのであれば、音響にもぜひこだわりたい。
直接マイク収録されたリアルなエンジン音、立体音響で四方八方から迫るライバル車などさらにリアルなドライビング体験を味わえるはずだ。
細かい技術的な情報は省略するが、PlayStation®5ではかなり高度な立体音響処理を行っている。
現在テレビのスピーカーなどで再生している場合は、ぜひ立体音響で聞ける環境を整えてみてはいかがだろうか。
ただし、立体音響といっても、高額なサラウンドシステムを揃える必要はない。
グランツーリスモシリーズの総合プロデューサー山内 一典氏によると、一般的にはヘッドホンが最も効果的とのことだ。
PlayStation®5の立体音響に対応したヘッドホンであれば、ワイヤレスモデルも含めてそれほど導入のハードルは高くない。
グランツーリスモをより楽しむためにハンコンを始めさまざまなアイテムを紹介したが、ゲームそのもののクオリティが高いため純正コントローラーだけでも十分楽しめる。
また、速く走るという点においても、純正コントローラーが決して劣っているわけではない。
事実、今年の都道府県対抗eスポーツ選手権のグランツーリスモ7部門出場者には、予選も含めて複数の純正コントローラー勢がいた。
さらに、JEGTで活躍する鈴木 聖弥選手も、かつては純正コントローラーで出場していたほど。
一方で、「THE REAL DRIVING SIMULATOR」を標榜するグランツーリスモ7の魅力を最大限楽しみたいのなら、やはりハンコンを始めとする各種アイテムの導入をぜひ検討してほしい。
お気に入りのアイテムで環境を整えれば、ゲームの枠を超えた最高の体験になるはずだ。
ステージ上に並ぶ専用筐体が圧巻のJEGT2023シリーズトップリーグの最終戦ラウンドファイナルは、2024年1月14日(日)に東京オートサロン2024でオフラインレースとして開催される。
会場に来られない方は、JEGT公式YouTubeチャンネルでの生中継をチェックしてほしい。
Text: 渡邉 篤
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