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ニュース10月9日(月祝)、「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series Supported by GRAN TURISMO」がいよいよ開幕する。
4期目を迎える今シリーズは、トップリーグ10チーム、企業対抗戦17チーム(2022シリーズは10チーム)の計27チームが参戦し、過去最大の規模となる。
思わず手に汗握る熱いレースを、ぜひとも生で見届けていただきたい。
# | チーム名 | 使用車両 | 第1ドライバー | 第2ドライバー | 第3ドライバー |
1 | Sengoku Gaming | 日産 GT-R ニスモ GT3 ’18 | 川上 奏 | 井芹 颯真 | 奥本 博志 |
02 | EVANGELION e-RACING×ウエインズトヨタ神奈川 | トヨタ GRスープラ レーシングコンセプト ’18 | 鈴木 聖弥 | 山中 智瑛 | 森本 健太 |
11 | KOSHIDO Jr.RACING | トヨタ GRスープラ レーシングコンセプト ’18 | 柏倉 和弥 | 今井 慶春 | 岡村 康平 |
12 | KOSHIDO RACING | ジェネシス X GR3 | 山本 英弥 | ⿊畑 蓉 | 長 和樹 |
35 | NISSAN × TRUST RACING | 日産 GT-R ニスモ GT3 ’18 | 五木 隆太郎 | 小木田 恭悟 | 植木 俊輔 |
54 | TC CORSE Esports MAZDA | マツダ RX-VISION GT3 CONCEPT | 坪井 俊介 | 龍 翔太郎 | 佐々木 唯人 |
55 | AUTOBACS | ポルシェ 911 RSR (991) ’17 | 須賀 崇 | 赤羽 佑互 | 杉守 翔平 |
105 | TC CORSE SPK e-SPORT Racing with TOYO TIRES | マツダ RX-VISION GT3 CONCEPT | 草野 貴哉 | 久万田 崚 | 宮園 拓真 |
127 | eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS | マクラーレン 650S GT3 ’15 | 堤口 直斗 | 吉田 航太朗 | 岩田 和歩 |
777 | ZIMA RACERS | トヨタ GRスープラ レーシングコンセプト ’18 | 橋間 隼 | 野島 俊哉 | 石水 優夢 |
今年もトップリーグは予選スーパーラップ→ヒート1→ヒート2の順で競技が進行する。
もはやどのチームも、出場するのは実力が拮抗したトップ選手ばかり。
そのため、各チームには担当スティントの選択時から緻密な戦略が求められることになる。
一発の速さを持つ選手にスーパーラップを担当させ、中継ぎとなるヒート1は安定感のある選手を起用、そして最終レースのヒート3に満を持してエースドライバーが登場―。
通常であればこんな流れで構成することが定石のようにも思えるが、そう簡単に事が運ばないのがJEGTだ。
いくらエースを最後に温存しても、それまでの2スティントが奮わずにグリッドが後方になれば、上位に食い込むのは至難の業となる。
逆にエースをスーパーラップに起用しても、一発勝負の緊張感で本来の実力を出せるかは誰にも予想ができない。
例えば昨年の王者であるSengoku Gamingは今回、リーダーとしてチームを長らく支える川上 奏選手がスーパーラップを担当。
そこで上位につけ、井芹 颯真選手がその順位を守り、昨年のMVPに輝いた奥本 博志選手に最後を託すという作戦なのだろうか。
EVANGELION e-RACING×ウエインズトヨタ神奈川は、昨年もスーパーラップで圧倒的な実力を見せた鈴木 聖弥選手がトップバッター。
そして、120名を超えるJEGT認定ドライバーの中でも随一の実績と経験を持つ山中 智瑛選手がヒート1を担当し、最後は常に安定した走りを見せる森本 健太選手へ。
選手、コース、車両、担当スティント、それぞれの相性ももちろん影響するので、レースの行方は全く分からない。
# | チーム名 | 使用車両 | 第1ドライバー | 第2ドライバー | 第3ドライバー |
7 | eスポーツスタジアム郡山 | ポルシェ 911 RSR (991) ’17 | 中河西 宏樹 | 小倉 祥太 | 秋葉 覇貴 |
8 | AUTOBACS CLUB TEAM | ポルシェ 911 RSR (991) ’17 | 福室 力 | 上野 哲 | 池内 比悠 |
19 | HOKUEI Racing | マクラーレン 650S GT3 ’15 | 梅内 陽太 | 大石 雄太 | 能条 裕貴 |
25 | MIE TOYOPET BTF SPIRIT CLUB TEAM | トヨタ GRスープラ レーシングコンセプト ’18 | 千原 勇人 | 川喜田 雅則 | 小高 侑己 |
33 | NTT ComEng eSport Racing | ポルシェ 911 RSR (991) ’17 | 長谷部 顕司 | 川村 壮人 | 佐藤 優人 |
43 | Garaiya | プジョーRCZ Gr.3 | 檀野 興佑 | 山原 翔太 | 深川 英寿 |
52 | SCARZ | マツダ RX-VISION GT3 CONCEPT | William Nelson | 後藤 優介 | 佐々木 拓眞 |
84 | TOMEI POWERED | 日産 GT-R ニスモ GT3 ’18 | 山中 真生 | 岩本 智樹 | 嶋田 吉輝 |
87 | HKS e-MotorSport | スバル BRZ GT300 ’21 | 吉安 悠介 | 尾田 結都 | 尾形 莉欧 |
90 | WEB OPTION RACING | 日産 GT-R ニスモ GT3 ’18 | 深田 一希 | 宮部 和哉 | 浪井 楓 |
103 | WEINS CLUB TEAM | トヨタ GRスープラ レーシングコンセプト ’18 | 甲斐 陽翔 | 橋本 理 | 岡田 衛 |
104 | TOYO TIRE eモータースポーツ部 | フォード マスタング Gr.3 | 佐藤 健一 | 市井 智也 | 積田 一希 |
135 | Yamaha esports Boosters | ポルシェ 911 RSR (991) ’17 | 中務 仁 | 井奥 健太 | 平井 睦輝 |
504 | WEINS_GR × AIRBUSTER | トヨタ GRスープラ レーシングコンセプト ’18 | 冨林 勇佑 | 彦坂 佳史 | 松井 沙麗 |
523 | 日産サティオ佐賀 | 日産 GT-R ニスモ GT3 ’18 | 石田 誠 | 木村 歩夢 | 吉田 稜汰朗 |
557 | Team G-7AUTOSERVICE | マクラーレン 650S GT3 ’15 | 戸井 博之 | 河崎 峰 | 秋本 匠啓 |
571 | Team EMC×sti | スバル BRZ GT300 ’21 | 大原 悠暉 | 松本 優一郎 | 大石 澄海 |
企業対抗戦は、昨年の10チームから17チームに大幅増加。
これによりレースフォーマットも変更となり、グループ予選を経て下位決勝、上位決勝を行って順位を決める形となる。
昨年に続き、各チームには運営法人で6か月以上の勤務実績を持つ社員ドライバーの登録が義務付けられており、JEGT認定ドライバーも1名以上の登録が必須となっている。
一見すると、社員ドライバーが足を引っ張ってしまいそうにも思えるが、なかなかどうして、認定ドライバーにも引けを取らない選手が多数揃っている。
注目選手をいくつか紹介しておこう。
まずは、TakuAnこと佐々木 拓眞選手と後藤 優介選手という、世界大会でも躍動した両選手を要するSCARZ。
老舗のプロゲーミングチームとして様々なジャンルで世界的な活躍を見せているチームが、JEGTに新たな旋風を巻き起こすのか。
昨シリーズの2戦合計でトップだったTeam EMC×stiは、今回も3選手ともに認定ドライバー(大原・松本両選手は社員ドライバーも兼任)という強力な体制で臨む。
WEINS_GR × AIRBUSTERには、ここ最近リアルでも目覚ましい活躍を見せる冨林 勇佑選手が予選タイムアタックを担当し、決勝は女性ドライバーの松井 沙麗選手が務める。
今年は、来期に向けてトップリーグと企業対抗戦の入替制度(※)が導入されることとなった。
ただ楽しむだけではない、企業の部活動をはるかに凌駕した真剣勝負がここでも繰り広げられる。