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ニュースグランツーリスモ7は、実車でのレースはもちろん、ゲーム初心者でも実力に応じて取り組めるコンテンツが充実している。
つまり、今や世界的イベントとなったeモータースポーツのスキルを、ゲームを楽しみながら向上させられるのだ。
具体的にどういう形でグランツーリスモ7を進めれば効率的なのか、ゲーム初心者の目線で紹介しよう。
グランツーリスモ7は、JEGTをはじめ多くのeモータースポーツの大会でも使用される。
しかし、本来はPlayStation®5とPlayStation®4をプラットフォームとする「ゲーム」だ。
グランツーリスモ7は単なるレーシングシミュレーターではなく、ほかのゲームと同様に初心者でも楽しみながら進められるゲーム性を備えている。
グランツーリスモ7の基本的な進め方を紹介しよう。
グランツーリスモ7を初めて起動すると、メインメニューである「ワールドマップ」にほとんど項目が表示されていない。
マップに項目を表示させるには、カフェのイベントをクリアしていくことが必要だ。
一見、手間のかかる作業に思えるが、初心者がゲーム自体の操作方法やレースの進め方などを学びながら進められるようになっているので、カフェのイベントをクリアしていくことで自然とスムースな操作が身につく。
ほかのゲームをプレイする方なら想像しやすいと思うが、弱い敵を最低限のアイテムで倒していくようなイメージで、少しずつ操作に慣れていけるのでクルマはおろか、ゲームの操作に慣れていなくても安心だ。
また、カフェにはアップデートで随時新しいコンテンツが追加されているので、基本部分をすべてクリアしたあとも長く楽しむことができる。
カフェのイベントをクリアしていくと、「ライセンス」メニューが登場。
ライセンスでは、クルマの操作と挙動を少しずつ学んで運転技術を習得できる。
ライセンスはかなり作り込まれていて、直線からのブレーキングだけでも速度域の違う2車種を用意。
続くコーナリングも同じく2車種でのチャレンジが用意されているので、初心者でも無理なく進められるだろう。
さらに、それぞれ模範走行も収録されているうえ、トップドライバーのアドバイスも得られるので、クルマの操作に不慣れで闇雲に試行錯誤をしなくても基本的な操作が身につくようになっている。
また、ライセンスはクリアタイムに応じて金〜銅メダルの3段階にランクに分かれており、やはり金のメダルが欲しくなる。
まずは銅メダル取得を目指して基本的な技能を習得したら、金メダルのタイムを狙って技術の向上を図ろう。
基本的な運転技術を習得しても、レースで勝つことは難しい。
レースごとに使用されるコースは異なり、しっかりとコースを覚える必要があるためだ。
また、コース上で他車との駆け引きもレースの結果を大きく左右する。
グランツーリスモ7では、コースの習熟やレース体験をサポートするメニューも用意されているため、カフェやライセンスをある程度進めて実力がついてきたら、実際のレースにつながる練習も積んでいこう。
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運転操作がまだおぼつかない初心者プレイヤーが、レースコース全体を一度に覚えるのは難しい。
そこで、グランツーリスモ7に用意されている「サーキットエクスペリエンス」の活用がおすすめだ。
サーキットエクスペリエンスでは、コースをいくつかに分割してセクションごとに走らせ方を覚えていくようになっている。
コース全体ではなくポイントごとに練習を重ねられるため、各コーナーの習熟度を高めながらコースを覚えられるだろう。
また、ライセンス同様にお手本走行や金〜銅メダルの3段階のクリアタイムが用意されているので、実力に合わせて少しずつコースの特徴を掴んでいける。
さらに、サーキットエクスペリエンスをクリアすると、ゲーム内で使用するクルマやチューニングパーツの購入資金が比較的多く得られるので、積極的にクリアしておきたい。
なお、サーキットエクスペリエンスは、「ワールドサーキット」メニューから各コースを開くと、メニューとして表示される。
グランツーリスモ7の各コースには、イベントレースが用意されていて、コンピューターを相手にいつでもレースを楽しめる。
初心者の場合は、まずイベントレースでレースの駆け引きを学ぼう。
グランツーリスモ7の「スポーツモード」や各種大会でも使用される「ロビー」では、対人間とのレースになる。(※オンラインレースを楽しむにはPlayStation®Plusへの加入が必要)
対戦相手をどこでどうやって抜くか、クラッシュしないための技術を身につけなければ、レースで勝てないばかりかライバルに迷惑をかけてしまう恐れもある。
コンピューターが相手なので、不自然な挙動をすることもあるが、ライバル車とバトルを繰り広げる感覚をまずは味わってほしい。
なお、イベントレースはカフェクリア条件になっていることも多く、カフェを進めることで自然に参加するようにもなっている。
運転操作にある程度自信がついてきたら、自分との戦いのなかで腕を磨くことも重要だ。
グランツーリスモ7では、コースごとにタイム計測ができるタイムトライアルと、ドリフト走行を楽しめるモードが用意されている。
タイムトライアルは走行したマシンとともにタイムの履歴が残るので、実力アップの過程を楽しみながら記録を伸ばしていこう。
ドリフト走行はタイムアップには関係なさそうに思えるが、繊細なアクセルとブレーキコントロールの感覚を養う面で役立つことがある。
滑り出すタイミングがわかればレースでのスピンを防げるし、クルマはドリフトする寸前の状態がもっともグリップ効率が高い状態のためだ。
また、タイムトライアルもドリフト練習も単純な反復練習の気分転換にもなる。
グランツーリスモ7は、高度な物理演算でクルマの挙動をリアルに再現したシミュレーションゲームだ。
しかし、プレイヤー自身がゲームの主人公になって、練習の成果や成長を感じながらプレイできる側面もある。
レーシングゲームに抵抗を感じるクルマやゲームの初心者でも、1つずつ丁寧に進めることで達成感を味わえるだろう。
グランツーリスモ7にはダウンロード版もあるので、手元にプレイできる環境のある方はぜひ1度リアルカーシミュレーターの世界を味わってみてほしい。
Text: 渡邉 篤
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