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ニュースJEGT関連のオフラインレースイベントとして恒例の、Joshin岸和田カップが2023年6月24日(土)に開催された。
回を重ねるごとに参加者及び観戦者も増え、一層の盛り上がりを見せる同大会。
当日の参加申し込みで気軽に参加できるグランツーリスモの大会だが、イベント内容や運営は本格的な大会とそん色のないほどしっかりと作り込まれている。
そこで今回のレポートでは、今後参加を検討している方のために、イベント内で開催されるレースの概要をお伝えしよう。
また、本格的なグランツーリスモ大会と肩を並べる会場についても紹介するので、あわせてご覧いただきたい。
Joshin岸和田カップには、あらゆる人が参加しやすいイベントを目指して3つのレースが組み込まれている。
グランツーリスモの大会として定番の個人戦は予選、決勝の2ヒートで争われる本格的な内容となっている一方、体験レースならグランツーリスモやゲーム未経験者でも気軽に参加できるはずだ。
さらにJoshin岸和田カップでは、JEGTのファイナルラウンドを思い起こさせる団体戦も用意されている。
その大会内容とおもなレギュレーションを詳しく紹介しよう。
なお、使用ソフトはすべてのレースで、Playstation®️4版のグランツーリスモ7となっている。
メインレースは個人戦で、予選と決勝に分かれて開催される。
2レース開催される予選のそれぞれ上位2名の4名が決勝に進む本格的な内容だ。
一方で、各レースの参加が最大4名となっている点は、初心者にとって参加しやすいレギュレーションといえるだろう。
コースインするクルマが少なければ、それだけスペースが広く取れるのでコントロールに自信がなくても比較的安心して参加できる。
使用コース | ディープフォレスト レースウェイ(予選/ 決勝) |
使用車種 | GT-R ニスモ GT3 N24 Schulze Motorsport ‘13 |
使用タイヤ | レーシングミディアム(予選)レーシングミディアム/ ソフト(決勝)※双方使用義務あり |
タイヤ消耗 | なし(予選レース)10倍(決勝レース) |
燃料消費 | なし(予選レース)7倍(決勝レース) |
周回数 | 4周(予選レース)7周(決勝レース) |
BoP | ON |
マシンセッティング | 禁止 |
イベント内で開催される体験レースは、初心者や未経験者でも気軽に参加できる。
個人戦や団体戦のような表彰はないものの、きちんと定められたレギュレーションとレース実況もおこなわれるため、体験レースとはいえeモータースポーツの楽しさを実感できる内容だ。
レース観戦に訪れた方も、ぜひ勇気を出して参加してみてほしい。
使用コース | ハイスピードリンク |
使用車種 | GT-R ニスモ GT3 N24 Schulze Motorsport ‘13 |
使用タイヤ | レーシングミディアム |
タイヤ消耗 | なし |
燃料消費 | なし |
周回数 | 3周 |
BoP | ON |
マシンセッティング | 禁止 |
JEGTのファイナルラウンドでも、チーム戦略やドライバー交代などで大いに盛り上がるオフライン開催のチーム戦。
Joshin岸和田カップでも、JEGTさながらのルールでチーム戦が開催される。
チームは2名1組で、規定周回でドライバー交代をおこなう。
ぜひ友達やご家族と一緒にレースを楽しんでみてはいかがだろうか。
使用コース | ハイスピードリンク |
使用車種 | GT-R ニスモ GT3 N24 Schulze Motorsport ‘13 |
使用タイヤ | レーシングミディアム |
タイヤ消耗 | 3倍 |
燃料消費 | 3倍 |
周回数 | 6周(各ドライバー3周の周回義務) |
BoP | ON |
マシンセッティング | 禁止 |
Joshin岸和田カップは、誰でも参加できる気軽さが特徴のグランツーリスモの大会だ。
しかし、イベントの運営自体は本格的な大会と同様の体制で臨んでいる。
Joshin岸和田カップの会場や運営について少し紹介しよう。
>>オフライン開催されたJEGT2022シリーズRd.3の会場の様子はこちら
Joshin岸和田カップの会場は、空いたスペースにただコックピットを並べただけではない。
イベントやステージなどでよくみかけるトラス構造の骨組みが組まれ、JEGTのロゴが入ったパネルや観客用の大型モニターに囲まれた特設会場で開催される。
会場全体を囲うことでドライバーの集中力を高め、同時にeモータースポーツの世界観を演出。
参加者はもちろんのこと、観戦者もレースの熱気に包み込まれる。
そこはまさに大規模なレースイベントやeスポーツの大会会場のようであり、とても大型電気量販店の一角とは思えない本格的なものだ。
先の記事でも紹介したが、Joshin岸和田カップは、JEGTと同じ株式会社NGM(社長:北浦諭)によって運営されている。
有名選手が出場していないにもかかわらず大会がいつも盛り上がるのは、JEGT創設時から蓄積したeモータースポーツ運営のノウハウが惜しみなく投入されているためだ。
大会を彩る司会進行と実況やスポンサーボードを備えた表彰ステージといった表面的な仕掛けはもちろん、観客用モニターに映し出す画面のコントロールやタイムスケジュールの管理といった目に見えない部分にも細かく気を配っている。
先日、2023年度の開催が発表された国内最高峰を誇るJEGT。
世界を舞台に活躍する有名ドライバーが数多く参加し、繰り広げられる高レベルのレースは魅了し続けている。
一方で、トップリーグを盛り上げることだけがJEGTの目的ではない。
eモータースポーツの楽しさをより多くの人に体験してもらうことも、JEGTの重要な使命の1つだ。
ユーザーに新たな楽しみを提供して裾野を広げることは、ひいてはJEGTトップリーグのさらなるレベルアップにもつながるだろう。
Joshin岸和田カップでは、まったくグランツーリスモをプレイしたことのない人でも参加できる体験レースも開催される。
ぜひ一度、eモータースポーツの世界をJoshin岸和田店で体験してみてはいかがだろうか。
Text: 渡邉 篤
■【プレスリリース】JEGT2023シリーズ 開催決定のお知らせ