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ニュースグランツーリスモでは、レーシングカーに欠かせないリバリーを自由にデザインすることができ、さまざまなクルマに乗れること以外、グランツーリスモの大きな魅力となっている。
JEGT参加チームもそれぞれに個性的なリバリーで出場しており、レース結果以外にも楽しめるポイントだ。
今回は、リバリーデザインを楽しむための基本的な操作方法を紹介しよう。
グランツーリスモでリバリーデザインをする際は、特殊な操作や技術は不要。
純正のコントローラーを使えば、誰でも簡単にオリジナルリバリーをデザインできる。
まずは、グランツーリスモでのリバリーについて詳しく紹介しよう。
グランツーリスモをプレイする際にハンコンを利用している人も多くいるだろう。
しかし、リバリーのデザインをする際は、純正のコントローラーを使用することをおすすめする。
ロゴの大きさをぎりぎりに調整したり、ボディの曲線に合わせてデカールを回転させたりといった微妙な操作が必要になるため、純正コントローラーのほうが、デカールの貼り付け位置を的確にコントロールできる。
リバリーデザインをおこなう前に、まずはガレージでデザインをしたいクルマに乗り換えておく。
次に「ワールドマップ」上の「GTオート」から「カーカスタマイズ」に進むと「リバリーエディター」のメニューがある。
リバリーのデザインをはじめるにあたってまず把握しておきたいのが、「スタイル」と「リバリーデザイン」の関係だ。
グランツーリスモでは、クルマのデザインは2段階で保存される。
1つはリバリーデザインで、もう1つがスタイルだ。
リバリーデザインは、デカールデザインを中心に、基本の塗装色やタイヤロゴといった車体に直接施すデザインを保存する。
一方スタイルは、リバリーの適用に加えて、エアロ、ナンバープレートなどほかのパーツも含めてクルマ全体のスタイリングを保存しておく。
リバリーを適用してスタイルとして保存しておくことで、いつでも違うスタイリングを呼び出すことができる。
リバリーデザインをする際の基本的な手順を紹介しよう。
初めてデザインする場合は、操作方法やどこから取り掛かるべきなのか迷ってしまいがちだが、紹介する手順に従えば最低限のデザインはおこなえる。
基本的な操作を身につけて、試行錯誤しながらオリジナリティあふれるリバリーデザインを楽しんでほしい。
デカールを張り込む前にベースとなるボディカラーを決める。
色はカラーパレットから選択できるほか、カラーピッカーで自由に設定することや数値での指定も可能だ。
ただし、数値指定はHSV方式で、通常見慣れているRGBとは異なる点には注意してほしい。
また、ソリッドカラーのほかメタリックやパール、スペシャルカラーを選べる。
さらに、ミラーやボンネットなどパーツごとに別の色を指定することも可能だ。
ボディカラーによってイメージは大きく異なるため、慎重に選びたいポイントだが、ボディカラーは後から変更することもできる。
「リバリーエティター」内の「デカール」メニューから進むと、デカール貼りつける画面に遷移する。
デカール貼り付け画面では、まず左上のメニューから貼りつけるボディの場所を選択。
さらに、右側の「レイヤーの追加」で「×ボタン」を押すと現れる「デカールを選択」を押すと新しいデカールを選ぶことができる。
一覧から選んだデカールは、貼り付け位置や大きさ、角度や傾きを自由に変えられる。
操作方法はすべて画面に表示されているので、迷うことはないだろう。
初心者の方のために代表的な操作をいくつか紹介しておく。
デカールの貼り付け位置は「左スティック」、大きさの変更は「右スティック」、回転は「L2/ R2ボタン」。
さらに、「R1ボタン」+「右スティック」で縦横それぞれの大きさを変えられる。
慣れるまでは思うように操作できないこともあると思うが、画面の表示を見ながら試行錯誤するのも楽しいポイントだ。
また、デカールの大きさや角度といった情報は画面右上に表示されているので参考にしてほしい。
さらに、「△ボタン」を押すと大きさや角度を直接数値で入力もできる。
グランツーリスモ7のリバリーデザインは反対面へのコピー機能がある。
多くのリバリーは左右対称でデザインされるため、片側のみ作成すれば反対面はコピー機能で作成可能だ。
コピー機能には「左右対称に複製」と「反対面に複製」の2種類がある。
「左右対称に複製」を使用すると、ボディラインに沿ったデザインなどがそのまま反対面にも再現される。
ただし、文字やロゴなどが反転する点には注意してほしい。
まずは、ロゴを貼るだけでも自分のマシンに愛着を持てるようになるはずだ。
たとえば、ドアのサイズやボディラインに合わせて大きさと角度を変えるだけでも抑揚をつけることができる。
最初からボディラインに合わせることや、複数の図形を組み合わせた複雑なデザインをすることは難しい。
簡単な操作でそれらしいデザインになる、「ロゴ」と「パターン」を活用して、リバリー操作に慣れることから始めよう。
Text: 渡邉 篤
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