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ニュースグランツーリスモで、実車同様の操作感を実現するハンドルコントローラー(以下ハンコン)。
そして、ゲーム体験をさらに向上させてくれるのが、フォースフィードバック(以下FFB)というタイヤから伝わる情報をステアリングに伝えてくれる機能だ。
今回はFFBにフォーカスを当てて、ハンコンの選び方を詳しく紹介する。
コーナリング時に路面の手応えを感じながらのハンドリングや、タイヤがロックする寸前の絶妙なブレーキング。
グランツーリスモで繊細なコントロールをするために、必要な感覚を与えてくれるのがハンコンに搭載されているFFBだ。
>>プレイステーションの純正コントローラーとの違いを知りたい方はコチラ
FFBとはゲームの状況に応じて、振動や力を操作する手に加える機能のことだ。
グランツーリスモをはじめとしたレースゲームでは、コーナリング時の手応えや路面の凹凸に応じた振動などがFFBによって再現されている。
ゲーム画面からは視覚情報しか得られないため、より実車に近いドライビング体験や繊細な操作を目指すのであれば、FFBはレースゲームに欠かせない要素だ。
グランツーリスモで使用できるハンコンは、各メーカーからいくつかのモデルがリリースされている。
モデルごとに細かな違いはあるが、1番大きな違いはハンコンの駆動方式だ。
駆動方式によってFFBの特性は大きく異なるため、ハンコンを選ぶ際は駆動方式ごとの特徴を理解しておくことが重要になる。
ギアドライブのハンコンは、比較的入手しやすい価格で販売されているため、とくに初めて導入する方におすすめしたい。
内蔵されたモーターの動力を組み込まれたギアを介して伝える仕組みで、緻密な動きも複雑なギアの組み合わせによって再現。
安価な価格設定のため入門用ともいえるが、ギアドライブのハンコンの中でも「Logicool G923」はJEGTでも正式採用されており、十分に手応えのあるハンドリングを楽しめる。
ただし、伝達にギアを使用している仕組み上、FFBの力をあまり強くできない点がデメリット。
また、ギアで駆動するためそれなり動作音がする点には注意してほしい。
ベルトドライブのハンコンは、ギアドライブよりもパワフルなFFBを得られる。
また、FFBの動力はベルトを介して伝達されるので、ギアドライブのハンコンよりも静粛性と耐久性が高い。
ただし、ベルトドライブのハンコンは、モーターのパワーがギアドライブよりも高いため、あまりFFBを直し過ぎるとケガの恐れもあり注意が必要だ。
価格的には、FFBのパワーと耐久性が高い分、ギアドライブよりも高めとなっている。
ダイレクトドライブ方式のハンコンは、実車並みのパワフルでレスポンスの良いFFBが特徴だ。
ステアリングの軸に直接取り付けられたハイパワーモーターによってFFBの動力が直接伝わってくるため、パワーだけではなく動作も繊細で、かなりリアルな感覚を味わえる。
ただし、ダイレクトドライブのハンコンは、高性能モーターの搭載やハイパワーに耐える筐体設計とどうしてもコスト高になってしまうのが難点だ。
また、FFBが強いくケガを防止するため、特にお子さんがプレイする場合はFFBの設定に注意して欲しい。
さらに、専用のコックピットなど強度のある取り付け場所を確保しなければならず、環境も含めて導入するにはそれなりの出費は覚悟しておこう。
ハンコンにはさまざまな駆動方式があり、よりリアルなものを求めるとキリがない。
しかし、もともと精密な物理演算によってクルマの挙動が再現されているグランツーリスモなら、FFBさえ搭載されていれば安価なハンコンでも十分にリアルなドライビング体験が可能だ。
日常では経験できないレースをもっと楽しみたい方、少しでもタイムを縮めたい方は、ぜひハンコンの導入を検討してみてほしい。
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