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ニュースグランツーリスモ初心者にとって鬼門となるコーナリング。
操作方法や遊び方が分かっても、コーナーのたびにスピンやコースアウトをしていてはレースを十分に楽しめない。
今回は、コーナリングにフォーカスを当てて初心者の練習方法について詳しく紹介する。
グランツーリスモで速く走るための練習は、実車でスポーツ走行をする練習と大きく変わらない。
グランツーリスモはゲームだが、かなり実車に近い挙動を再現しているためだ。
「止まる」「荷重移動をする」「ステアリングを切る」といった、基本的な走行テクニックを練習するのが上達への近道となる。
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グランツーリスモ初心者が最初にぶつかる壁がコーナリングだ。
サーキット走行は公道走行よりも圧倒的に速度域が高いうえ、普段運転をしないレースカーだと加速も段違いなので思った以上に速度が出ている。
自分のクルマを運転している感覚でコーナーに入ると簡単にスピンをするか、曲がりきれずに壁に激突してしまう。
ただ、ここで「グランツーリスモは難しい」とあきらめる必要はない。
初心者がコーナリングをうまくできないのは、速度感覚がズレているだけのケースが多い。
たとえば、実車で交差点を曲がる際の速度はせいぜい30km/hといったところで、50km/h以上にもなると暴走車だ。
改めてレース画面を確認すると、ヘアピンカーブを90km/hや100km/hで曲がろうとしていないだろうか。
つまり、実車とゲームの速度感覚のズレがあるだけで、適切な速度にコントロールできていないから曲がれないだけなのだ。
グランツーリスモ内での速度感覚さえ掴めれば、コーナリングは難しくない。
まずは思い通りの場所でしっかりと止まる、目的の速度に落とす練習をしよう。
コーナリング前にしっかりと速度を落とすことができるようになれば、コースアウトばかりでまともに走れないといったことは起こらなくなる。
また、ブレーキングはブレーキングポイントから1度の動作で一気に速度を落とす(または止まる)のが鉄則。
公道走行ではポンピングブレーキなどで徐々に速度を落とすが、サーキット走行をする場合は速度を落とす時間がかかるほどタイムロスになってしまう。
1発のブレーキで一気に目的の速度まで落とすことでブレーキング時間を最短にすることが重要なポイントだ。
ちなみに、ABS設定はオンにして練習することをおすすめする。強弱は好みによるが、グランツーリスモをはじめとするレースゲームでABSオフだと簡単にタイヤがロックしてしまうので感覚が掴みにくい。
コーナー手前で狙った速度まで減速できるようになったら、ステアリングを切ってコーナリングをしてみよう。
ここで重要なのは「一気に切りすぎない」こと。
ステアリングを切った向きにクルマが方向を変えることを確認しながら、徐々に深くステアリングを切っていく。
ステアリングを切り込む際は、視点も重要なポイントだ。
コーナリング時もクルマはそこそこの速度で前に進むため、ステアリングを切ってクルマの向きが変わるまでタイムラグがある。
目先だけを見てハンドル操作をするとどうしても遅れてしまうため、常にクルマの進む先を見て操作することが重要だ。
グランツーリスモはただレースをするだけのゲームではなく、上達するためのさまざまな機能が盛り込まれている。
とくに初心者のうちはただ走って練習するのではなく、ある程度基本操作が身につくまでグランツーリスモの便利な機能を利用して練習しよう。
ブレーキングとコーナリングの練習を効率的におこなえるのが、グラツーリスモ内の「ライセンス」メニューだ。
初心者はまずライセンスの課題を1つずつ丁寧にこなしていこう。
ライセンスはクリアタイムによってゴールドからブロンズまでの評価がつけられるため、まずはブロンズですべてクリアを目指し、ゴールドを目指してさらに腕を磨くことが可能だ。
グランツーリスモの走行アシスト機能として、走行ラインやブレーキングポイントを表示する機能がある。
どこでブレーキングを開始するか、どのラインを通るべきかが一目瞭然なので練習には最適な機能だ。
初心者のうちは、自己流で走るよりもセオリー通りに走ることのできるアシスト機能をオンにしておこう。
ただし、ブレーキングポイントやラインはあくまで目安。
さらに速く走らせたい場合は、ブレーキングポイントを遅らせたほうがいいこともあるし、違う走行ラインで走ったほうがいいこともある。
リプレイ機能を使って上級者のドライビングを見られるのも、グランツーリスモの魅力の1つだ。
とくに初心者の場合、ブレーキングポイントやアクセルを踏むタイミングなどを闇雲に練習していてもなかなか上達しない。
上級者のリプレイを見て、とにかく真似をすることでポイントが掴めてくる。
上級者のリプレイでまず注目してほしいのがブレーキングポイントだ。
コーナー脇の看板や縁石の切れ目など、目標物を参考にどこでブレーキを踏んでいるかを確実に覚えよう。
また、ブレーキをどの程度踏んでいるかも同時に確認することも重要だ。
ただし、荷重移動のためだけのブレーキングや、ブレーキを残しながらのコーナリングなど上級テクニックを使っていることもあるので、難しい場合はブレーキの踏み始めのみを真似することから始めてみよう。
ブレーキングポイント同様にチェックするポイントは、ステアリングの切り始めだ。
どこでステアリングを切り始めるのかを確認しておこう。ブレーキングポイント同様に、周囲の風景でポイントを覚えておく。
また、コーナリング時の速度も重要なポイントだ。
初心者のうちは上級者と同じ速度では曲がれないが、少なくとも上級者以上の速度が出ていては曲がれるはずはない。
リプレイで確認した速度以下まで減速することを心がけて、慣れてきたら徐々に速度を上げていこう。
グランツーリスモでより楽しく遊ぶために、基本的な操作方法を紹介してきた。
しかし、もっとも重要なことは「自分自身が楽しんでプレイすること」だ。
操作方法が習得できていなくても実車のような事故や怪我のリスクはまったくないので、思う存分好きなクルマを走らせられるのもグランツーリスモの魅力だ。
基礎的な練習を積み重ねながら、練習に飽きたら腕試しにレースを走ってみる。
初心者だからこそ遊び方に捉われず、自由にグランツーリスモを楽しんでほしい。