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ニュース手軽にはじめられる「大人の趣味」として、いまeモータースポーツが注目され始めている。
憧れのスポーツカーや現実には乗ることが難しいレーシングカーを、自宅にいながらにして運転できるのが大きな魅力だ。
しかも、それほど大きな金額をかけなくても実車に近いドライビング感覚を再現でき、もちろん安全に楽しむことができる。
今回はこれからeモータースポーツを始めるにあたり、どんなアイテムが必要なのかについて紹介しよう。
eモータースポーツは、ゲーム機本体やハンドルコントローラー(以下ハンコン)、コックピットの全てをそろえても10万円程度。
一方、ゴルフや登山などいわゆる「大人の趣味」をはじめるには初期投資がそれなりにかかるうえ、プレイ費用や消耗品などランニングコストもかかる。
さらに、忙しい時間の合間を縫って現地に出かけなければならず、忙しい人にとってはなかなか続きにくいと言わざるを得ない。
若い頃にはなかなかできなかったモータースポーツでも、いまや自宅で手軽に楽しめる時代。
新たにはじめる大人の趣味として、eモータースポーツはいかがだろうか。
グランツーリスモをプレイするため、無くてはならないのがゲーム機本体だ。
現状最新のグランツーリスモをプレイできる本体はPlayStation®5(以下PS5)とPlayStation®4(以下PS4)。
PS5は新品で39,980円から(税別、デジタルエディション)あり、PS4は中古で2万円前後~販売されている(PS4はメーカーによる生産終了)。
グラフィックスやローディング時間を考えると断然PS5がおすすめだが、現状でPS5の入手が困難ということを考えると、とりあえず初めてみるなら中古のPS4を探してみるのもおすすめだ。
※価格や入手状況は2022年8月現在
もちろんグランツーリスモは、プレイステーション本体に付属しているコントローラーでも十分に楽しめる。
しかし、よりリアルなドライビングを楽しみたいのならハンコンは欠かせないアイテム。
ハンコンは、安価なものなら1万円前後からあるが、路面状況やタイヤの向きをハンドルに伝えるフォースフィードバックの有無や、アクセル、ブレーキペダルの質感はモデルによって大きく違うため慎重に選んで欲しい。
実車同様のドライビング体験を目指すのであれば、コックピットの導入も検討したい重要なアイテム。
パソコンデスクやメタルラックで代用することもできるが、ドライビングポジションが安定するコックピットのほうが操作もしやすく早く上達できるというメリットもある。
シートが付属しない簡易的なものであれば、1万円前後で入手でき、もし予算と設置場所が許せばシートまで付属したものがおすすめだ。
専用のコックピットまで最初からそろえることに抵抗があるなら、ハンコンの導入だけでもおすすめしたい。
付属のコントローラーでも十分に楽しめるが、どうしても“ゲーム感”が強くなってしまうため、ハンコンを導入することで、憧れのスポーツカーを運転している感覚を存分に味わえる。
グランツーリスモの魅力を最大限体験するためには、フォースフィードバック機能が搭載されているハンコンがおすすめだ。
フォースフィードバックとは、コーナリング時に発生するステアリングの抵抗やスピン状態になった際のカウンターなど、実車同様の感覚を再現してくれる機能。
また、段差を乗り越えた際の振動や路面の起伏といったタイヤと路面情報も、フォースフィードバックがあれば手に取るようにわかる。
実車のようにGの変化を感じられないeモータースポーツで、視覚以外に情報を得られるフォースフィードバックは欠かせない。
安価なハンコンのなかには、ただハンドルを回すものもあるので注意しよう。
フォースフィードバック機能付きのハンコンでおすすめなのが、ロジクールのG923だ。
フォースフィードバックだけではなく、ブレーキペダルは実車並みに力をいれて踏み込めるほどペダル類の質感も高い。
また、クラッチペダルもあるので別売のシフターを購入すれば、ロードカー同様にHパターンのシフトチェンジも楽しめる。
実車と同じステアリングが使用でき、実車同様のトルクを再現するダイレクトドライブという機構を採用しているモデルもあるが、価格が高価なうえ、堅牢なコックピットの導入など周辺環境への投資もかさんでしまう。
適度なトルクに抑えられているG923であれば、パソコンデスクなどへも簡単に設置可能で、お子さんがプレイするという場合も安心。
もちろん、フォースフィードバックも十分なトルクがあり高い機能性をそなえているので、はじめてのハンコンに最適なモデルだ。
フェラーリでモンツァサーキットを疾走、シルビアやスープラでドリフト、NSXのレース車両で手に汗握るバトル。
eモータースポーツ、グランツーリスモなら自宅で手軽にモータースポーツを楽しめ、コーナリング時の抵抗や路面の起伏をハンコンで感じながらバケットシートに身を沈めれば、実車同様のドライビング体験ができる。
しかも、必要な金額はほぼ初期費用のみなのも嬉しいポイント。
車両の購入やタイヤの準備、サーキットでの走行費用など、敷居が高くこれまでモータースポーツに踏み出せなかったのなら、ぜひeモータースポーツで夢を実現してほしい。