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JEGT2022年シリーズ参加チームによるドラフト会議が、2022年7月15日18時よりオンラインで開催。
シリーズの開幕は9月だが、ドラフト会議はチームが最初にむかえる大きな勝負どころとなる。
団体戦とはいえ、ドライバー個人の実力がレース結果を大きく左右するとあって、各チームの思惑が交錯するなか慎重な指名がおこなわれた。
JEGTでは、戦力の均等化と参加チームの公平性を担保するため、毎年ドラフト会議をおこなっている。
参加チームは、リストに掲載された選手一覧のJEGT認定ドライバー34名のなかから指名。
また、トップリーグ参加チームについては1名以上の指名が義務付け、戦力の偏りを抑制している。
ドラフト会議参加の各チームは、1位から順に非公開で指名をし、競合した場合はくじ引きというプロ野球のドラフトと同様の方式を採用。
他チームの指名選手を意識しながら、いかに自チームに必要な選手を指名するかという戦略が求められる。
今年のドラフト会議には、今年から開催される企業対抗戦に参戦する2チームを加えた合計12チームが参加。
トップリーグ10チームの指名が確定したのちに、企業対抗戦参加の2チームが指名するという順でおこなわれた。
2022年のドラフト会議は、参加全チームが1巡目指名のみという狭き門となった。
2名の選手が複数チームから指名を受ける一方、5名の初指名選手も含めて1本釣りをするチームなど、各チームのさまざまな戦略が見て取れる。
1位指名では、「久万田 崚」「井芹 颯真」2名の選手が競合。
久万田選手は「TC CORSE Esports MAZDA」「D’station Racing」「TRUST e-RACING」の3社が競合。
昨年の2021シリーズ個人戦で4位という成績が評価され注目が集まった。
「TC CORSE SPK e-SPORT Racing」「Sengoku Gaming」の2社競合となったのは井芹選手。
世界大会や国体出場という実績が高く評価された。
実績のある選手が指名されるなか、初めて指名を獲得した選手は5名。
三宅選手、瀬田選手、赤羽選手、大石選手、上野選手の5名が新たにJEGTメンバーとして加わり、頂点を目指すことになる。
トップリーグでは、eモータースポーツ福岡とARTAが瀬田選手と赤羽選手をそれぞれ1本釣り。
新戦力の加入によるチーム力のさらなる向上に期待したい。
<トップリーグ>
EVANGELION e-RACING
草野 貴哉
TC CORSE SPK e-SPORT Racing
佐藤 陽向(1回目:井芹 颯真●)
TC CORSE Esports MAZDA
三宅 陽大★(1回目:久万田 崚●)
eモータースポーツ福岡
瀬田 凛★
ARTA
赤羽 佑互★
Sengoku Gaming
井芹 颯真●
D’station Racing
久万田 崚●
KOSHIDO RACING
山本 英弥
KOSHIDO Jr. RACING
今井 慶春
TRUST e-RACING
五木 隆太郎(1回目:久万田 崚●)
<企業対抗戦>
STI:大石 澄海★
TOMEI POWERED:上野 柊斗★
敬称略、「●」は競合、「★」は初指名選手
2022年のドラフト会議は、全チーム1位指名のみの1名獲得という結果になった。
各チームともに大幅なメンバー変更はないものの、ドラフト会議に対する戦略はチームごとに異なる。
実績ある選手でより強固な体制を目指すチームと、新戦力の獲得で新風を吹き込むチーム。
なかには、昨年と同選手を再度ドラフトで獲得するチームもあった。
今回のドラフト会議で獲得した選手も含め、どのレースにどの選手が走るのかは確定していない。
レギュレーションにより、スーパーラップから決勝まで一人の選手がすべて走ることはできないため、各チームがどのような布陣で頂点を目指すのかという点に注目が集まる。
また、今年から始まる企業対抗戦に出場するチームからも、今回のドラフトで初指名を受けた2選手が出場。
世界のトップレベルで争われるJEGTで、ドラフト会議で指名を受けた選手がそれぞれどんな活躍を見せてくれるのか、9月11日に開幕するトップリーグ開幕からぜひ注目していただきたい。